人工芝は下地で決まる|数年後に凸凹になる庭と、ならない庭の違い

同じメーカーの、同じ人工芝を使ったお庭でも、3年後の姿はまったく違うものになります。

きれいな平面のまま保っているお庭と、波打って水たまりができているお庭。この差を生むのは、人工芝そのものではありません。敷いてしまえば二度と見えなくなる、下の部分です。

芝ふくは名古屋市を拠点に、開業7年目を迎えました。2026年8月時点で350件以上のお庭を施工しています。そのなかで、いちばん時間をかけている工程が下地づくりです。

この記事では、下地で何が起きるのか、そして業者に見積もりを取るときにどこを確認すればいいのかを書きます。

人工芝を敷く前の下地。セメント砂を敷き均し、ブロック塀に囲まれた区画が平らに仕上がっている
目次

「人工芝は下地が命」と言われる理由

人工芝の施工は、大きく分けると次の流れになります。

  1. 既存の芝や雑草、石を取り除く
  2. 地面を掘って、深さを調整する(残った土は処分します)
  3. 下地の材料を入れて、平らにならす
  4. 水勾配をつけて締め固める
  5. 防草シートを敷く
  6. 人工芝を敷き、繋ぎ目を処理して固定する

このうち、お客様の目に残るのは6だけです。1〜5はすべて人工芝の下に隠れます。

つまり、下地の手間を省いても、引き渡しの日の見た目はほとんど変わりません。きれいな緑が広がっているだけです。

差が出るのは、そのあとです。

下地が甘いと、こんなことが起きます

1. 数年で凸凹になる

土をならしただけの下地は、雨で締まったり、人が歩いた場所だけ沈んだりします。沈み方が場所によって違うので、上の人工芝が波打ちます。

一度そうなると、人工芝をはがして下地からやり直すしかありません。最初から丁寧に作るより、費用も日数も大きくなります。

2. 雨のあと、水たまりができる

人工芝には水抜き穴が開いています。ただし、水は穴を通ったあと、下地の上を流れて排水口へ向かいます。

下地が平らすぎたり、逆に建物側へ傾いていたりすると、水は流れずにその場に溜まります。「雨の翌日も乾かない」「決まった場所だけ湿っている」というご相談は、ほとんどこれが原因です。

水勾配(みずこうばい=水が流れるように、地面にわずかな傾きをつけること)は、目で見ても分からないくらいの傾きです。ですが、あるかないかで雨上がりのお庭は変わります。

3. 雑草が出てくる

雑草対策のために人工芝にしたのに、しばらくすると隙間から草が顔を出す。これもよくあるご相談です。

原因は2つあります。ひとつは、下地をつくる段階で根を取り切れていないこと。もうひとつは、防草シートの敷き方や、人工芝の繋ぎ目の処理です。

草は、光と隙間があるところから出てきます。

芝ふくの下地の作り方

芝ふくが実際に行っていることを書きます。

オリジナルのセメント砂を使います

芝ふくの下地には、オリジナルのセメント砂を使用しています。

土や砂だけでならした下地と違い、時間が経つと締まった層になります。そのため、年数が経っても凸凹になりにくい下地に仕上がります。

人が歩いても、子どもが走り回っても、部分的に沈み込みにくい。これが、数年後の見た目を決めます。

水勾配を計算します

排水口の位置、建物の位置、隣地との高さ関係を見て、水がどこへ流れるべきかを決めてから下地をつくります。

下の写真は、人工芝を敷く前の状態です。排水口に向かって、わずかに傾きをつけてあります。

整地された人工芝の下地。中央に排水口が見え、フェンス際まで均一にならされている

平らに見えますが、平らではありません。水が向かうべき方向へ、きちんと落ちるようにしてあります。

建物際・フェンス際まで丁寧にならします

下地の仕上がりが雑になりやすいのは、端の部分です。壁際、フェンス際、排水口のまわり。道具が入りにくく、手間がかかるところです。

ここが甘いと、その部分だけ沈んだり、水が溜まったりします。

住宅の裏手に作った人工芝の下地。物置の際まで平らにならし、排水口のまわりも丁寧に仕上げている

防草シートを敷きます

下地ができたら、防草シートを敷きます。芝ふくが使用しているのは、国土交通省でも採用されている高性能な防草シートです。

シートは「敷けばいい」ものではありません。重ね方や端の処理が甘いと、そこから草が出ます。

繋ぎ目の処理も、仕上がりを左右します

人工芝はロール状の製品なので、お庭の広さによっては複数枚を並べて貼ります。

芝ふくでは、繋ぎ目部分に接着剤を使用し、丁寧に貼り合わせています。お庭全体が1枚の大きな人工芝になるように、というイメージです。

こうすることで、繋ぎ目が自然な風合いに仕上がります。あわせて、ジョイント部分から雑草が出にくくなります。

繋ぎ目をただ突き合わせてU字釘で留めただけの施工とは、数年後に差が出る部分です。

完成した人工芝の庭。広く明るい緑が広がり、排水口が芝に自然に馴染んでいる

見積書で下地の良し悪しを見分ける3つの質問

相見積もりを取ると、金額に幅が出ます。その差が「下地の手間の差」であることは少なくありません。

見積書を見比べるときは、次の3つを聞いてみてください。

質問1「下地には何を使いますか?」

「砂」「土」「真砂土」だけの回答なのか、締め固まる材料を使うのか。ここで作り方の考え方が分かります。

質問2「残土の処分は含まれていますか?」

地面を掘れば土が出ます。この処分費が見積もりに入っていないと、あとから追加になることがあります。安い見積もりで抜けやすい項目です。

質問3「水勾配はどう取りますか?」

具体的に「どこへ流すか」を答えられるかどうかです。現地を見ずに図面だけで金額を出している場合、この質問には答えられません。

この3つに具体的に答えられる業者であれば、下地を軽く見ていない可能性が高いと思います。

正直に書いておきたいこと

下地をしっかり作れば、費用は上がります。掘る深さも、材料も、かかる日数も増えるからです。

芝ふくの施工費は、20〜30㎡程度の雑草のないお庭に、Sターフ30mmを使用した場合で11,000円/㎡(税込)程度が目安です。雑草の状態、面積、下地の状況によって変わりますので、正確な金額は現地を見てからお出しします。

「とにかく安く」というご希望であれば、芝ふくよりも安い業者はあると思います。そのうえで、数年後にやり直しになる可能性を含めて考えていただきたいというのが、施工する側としての正直な気持ちです。

よくある質問

Q. 下地の工事だけで何日くらいかかりますか?

お庭の広さと、もとの状態によって変わります。既存の芝や庭石を撤去する必要があるかどうかでも変わりますので、現地を見てからお伝えしています(天候により前後します)。

Q. コンクリートの上にも人工芝を敷けますか?

敷けます。ベランダや駐車場のコンクリート面への施工も行っています。この場合は土の下地とは考え方が変わり、水の流れ方の確認が中心になります。

Q. すでに凸凹になった人工芝を直せますか?

下地からのやり直しになります。既存の人工芝を撤去し、下地を作り直してから新しい人工芝を敷く流れです。一度ご相談ください。

Q. 施工は誰が行いますか?

すべて代表の木村本人が担当します。下請けには出しません。ご相談からお見積もり、施工まで同じ人間が担当します。

名古屋・愛知で人工芝をお考えなら

人工芝は、敷いてしまえば下が見えません。だからこそ、見えなくなる部分に手をかけている業者を選んでいただきたいと思っています。

芝ふくは名古屋市を中心に、愛知県全域へ伺っています。通常のご使用でU字釘の抜けや接着面の剥がれが起きた場合は、無償で対応しています。

お庭の状態を見てから、正確なお見積もりをお出しします。お電話 090-1789-4761(平日8:30〜17:30)、LINE、お問い合わせフォームのいずれからでもどうぞ。

運営者情報

芝ふくは、クレバプラス株式会社が運営する人工芝の専門店です。愛知県名古屋市中村区を拠点に、有限会社しばんちゅの代理店として、しばんちゅ製人工芝の販売と施工を行っています。 名古屋市を中心に愛知県全域へ対応。ご家庭のお庭、ペットのスペース、ゴルフの練習用まで、下地づくりから仕上げまで一貫して施工します。 施工費の目安は11,000円/㎡(税込)程度です。 下地の状態や面積で変わりますので、正確な金額は現地でお見積もりをお出しします。 お見積もりは無料です。 お電話 090-1789-4761(平日8:30〜17:30) LINE、お問い合わせフォームからご相談ください。

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この記事を書いた人

芝ふく代表の木村です。愛知県名古屋市を拠点に、人工芝の販売と施工を行っています(運営会社:クレバプラス株式会社)。
ご依頼いただいたお庭は、下地づくりから仕上げまで、すべて私が担当します。下請けには出しません。
水がたまらないよう勾配を計算した下地づくりと、繋ぎ目が目立たない仕上げを大切にしています。
このブログは、実際にお客様のお庭で見聞きしたことや、現場で判断に迷ったことをもとに書いています。一般論だけの記事にはしません。

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